気をつけよう、関門港の夜間入港
 1.夜間入港規制廃止!

 
 
平成17年11月1日 港則法改正により、夜間入港規制は廃止されました。

(対象:関門港においては、総トン数500トン[若松区にあっては300トン]以上の船舶)
 
 
 
 
 本州と九州を隔てる関門海峡は、狭隘で屈曲した地形であり、両岸(下関市・北九州市)にある港湾施設への多数の入出港船がいる一方で、それらの施設へ入港せず瀬戸内海から日本海側へ、またはその逆に航行する通峡船も存在しています。
 
 今回の夜間入港規制撤廃に伴い、夜間における関門港内の船舶動静は、より複雑になることが予想されますので、他の港以上に安全への配慮をお願いします。
 
 参考資料 夜間入港対象係留施設一覧(H18.11門司・下関地区改正により更新)はこちらです。 (クリックしてください。)
 
 
 2.入港船の特徴
   
 
 前述のとおり関門航路、その他枝航路の周辺には、港湾施設が存在するため、下記のような入港船の特徴を知って、事前に対処願います。
 
   


 
入港前に減速する
 
 場合によっては、関門航路内で減速を開始します。
 低速航行になると、船舶の運動性能は低下し、機敏な操船は不可能となります。
 
入港前は航路に沿って航行しない場合がある
 
 入港岸壁と航路進行方向との関係から、航路中央寄りを航行し、航路を横切って入港する場合があります。
 
タグボートがエスコートしている
 
 必要があれば、タグボート等港内支援艇が入港船周囲に配置されます。
 
 
 上のアニメーションは、小倉砂津への入港船(西航船)と、東航船が大瀬戸で接近してしまった場合を想定して、作成したものです。
このような状況を避けるため、夜間入港船の特徴を知って、VHFch16を常時聴守し、当センターからの呼びかけ及び船橋間通信に備えてください。
 
 
 3.夜間と昼間の違い
 
 
 
 夜間にあっては、視覚的に捉えることのできる情報が激減するため、次の点について影響があります。
 


 
進路信号が見えない
 
 夜間における進路信号の掲揚義務は無く、また掲揚したとしても視認が難しい。
 他の船舶の意図把握が困難であり、特に通峡船と入港船の区別がつかない。
 また、入港船らしき船舶であっても、何処に入港するのかは判断ができない。
 
 
船舶の灯火しか見えない
 
 他の船舶の船種、大きさ、航走波の状況(速力の増減傾向)が把握し難い。
 
船名を目視確認できない
 
 緊急時等、VHFによる船橋間通信が必要な場合にあっても、船名の確認ができなければ、的確なメッセージを送ることができない可能性が高い。(そのような時は当センターへご連絡下さい。)
 
 
 4.安全対策
   
 
 このような状況があることから、関門水域航行安全対策協議会において各種検討が実施され、関門港夜間入出港・通峡船舶航行安全ガイドが作成されております。
 
 その中には、当センターに関係する通航船舶の安全対策として、次のようなものが挙げられています。
 
 

VHFch16常時聴守、喚呼された際の即時応答、当センターからの情報提供への留意
 →入出港船情報を提供していることもありますので、運航中は常時聴守をお願いします。
 



AISの適正運用、夜間入港船舶把握のためのAISの活用、当センターからの情報提供への留意
 →AIS搭載船にあっては、最新データ入力、適正運用をお願いします。
 

夜間入出港船舶に対する、当センターの事前通報制度の適用
 →早鞆瀬戸等管制対象船舶は前日正午まで、FAX等で事前通報をお願いします。
 
 

 5.船舶乗組員の皆さんへのお願い!
   
 
 次に掲げることに注意して安全に航行願います。
 
  (1) AISの適正運用
 
・AIS搭載船舶にあっては、各種データが最新且つ適正なものとなっていることを確認しましょう。
 
・・周囲にAIS搭載船舶がいる場合、船名、行先等をチェックし、その動静を把握しておきましょう。
 
 
(2) VHFch16の常時聴守
 
・VHFch16は常時聴守し、当センター又は他の船舶からの呼出に備えましょう
(入出港船情報を提供していることもあります。)
 
・VHFによる情報提供は、日本語又は英語のみですので、ご留意願います。
 
・周囲に動静の気になる船舶がいる場合、船橋間通信等で意思を確認するか、当センターに問い合わせてください。
 
 
(3) 航行上の注意1(夜間入港船の場合)
 
入港が近づいたら、次に掲げることに注意し、安全に入港してください。
 
・航路内で減速することが予定されている場合、航路内で他の船舶を無理に追い越さないようにし、減速するときは事前に後方を確認するとともに、当センターにその旨を連絡しましょう。
 
・夜間であることを意識し、他船の動静に気を配って見張りを厳重にし、安全に入港してください。
 
・航路内で反航船の前を無理に横切らないよう、特に注意しましょう。
 
 
(4) 航行上の注意2(夜間通峡船の場合)
 
関門港航行中は、次に掲げることに注意し、安全に航行してください。
 
船間距離に注意し、入港船等の速力低下に対応可能なよう、減速のための機関回転数抑制等が即時実施可能な態勢を、より確実なものにしましょう。
 
・従来以上に厳重な見張りを実施し、入港船の早期発見に努めましょう。
(航路内は何処でも、入港する船がいるかもしれないことを念頭に操船しましょう。)
 
・速力を周囲の船舶と同じ速力とし、縦列航行に努め、航路内での他船追い越しはやめましょう
 
   
VHFch16常時聴守 AIS適正運用 よろしくお願いします!
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