第3章 安全航行のために

1.海難等からの教訓(操船上の留意事項)
(1)北流時に潜む危険
 転流とならない時期に航路を航行中水道又は西水道を航行中に転流となった場合は、引き続き航行中の水道を通航することができますが、水道部で反航船と行会い、衝突のおそれがあります。このため、転流とならない時期に水道部を航行しましょう

   また、転流時、水道部以外では周囲の状況を勘案し、できる限り速やかに流向に応じた経路に移行しなければなりません。特に、馬島に接近しているときは乗揚げのおそれがあるので、できる限り馬島から離れた場所で変針しましょう。

ロ 潮流の影響に注意

 水道部では、速力が低下したり圧流されること等により、付近航行船舶と異常接近することがあるので、無理な追越しをしないことは勿論のこと、安全な船間距離を保つことにより、危険な状態に陥らないよう注意する必要があります。

 また、低速・停留及びオーバーランは、いずれも強潮流時に発生していますので、船舶の性能等によりますが、流速が6ノット以上となる強潮流時には、できる限り水道部の航行を避けるように通航時間を調整しましょう。

 強潮流時は船体に及ぼす潮流影響が強いため、大角度の変針は行わず、小角度の変針を繰り返すことが望まれます。