南流時に潜む危険
(操船上の留意事項)
1. 航路入口付近に潜む危険
出入口付近の進路交差、衝突海難多数発生

<西口での航行時の注意事項> 
航路出入口に接近した海域で来島海峡の航法(順中逆西)に従って流向に応じた経路に移行しようとした場合、航路を出航する船舶と危険な見会い関係が生じ、衝突する危険性が高くなることから、南流時に航路に入航する場合は、航路出入口から離れた広い水域において、十分に安全を確認の上、流向に応じた経路へ移行することが必要です。 また、鼻栗瀬戸・宮ノ窪瀬戸方面及び大下瀬戸方面を航行する船舶は、航路出入口付近での横断を避け、危険な見合関係が生じないようにする必要があります。
 ・ 航路を斜め横断せず、出入口から1マイル以上離して迂回してください。
 ・ 転流時刻には、航路出入口付近で他船と進路が交差します。出航船は、転流10分前までに航路を出るように心掛けて下さい。航路に入る船舶は、転流の10分以上後に航路に入るように心掛けて下さい。 
・ 航路に入航する船舶は、航路出入口から1マイル以上離れた安全な場所で早めに左側へ移行してください。

<東口での航行時の注意事項>  
 危険な見会い関係を生じないためには、南流時に航路に入航する場合は、航路出入口から離れた広い水域において、十分に安全を確認の上、流向に応じた経路に移行することが必要です。また、新居浜・東予方面を航行する船舶は、航路出入口に接近した海域では変針しないようにする必要があります。

・ 航路を斜め横断せず、出入口から1マイル以上離して迂回してください。 
・ 航路に入航する船舶は、航路出入口から1マイル以上離れた安全な場所で早めに左側へ移行してください。
・ 転流時刻には、航路出入口付近で他船と進路が交差します。出航船は、転流10分前までに航路を出るように心掛けて下さい。

航路に入る船舶は、転流の10分以上後に航路に入るように心掛けて下さい。
 
乗揚げや同航船との衝突が起こりやすくなります。強潮流時は大角度の変針は行わず、小角度の変針を繰り返すことが望まれます。
(特に、5ノット以上の時は要注意)
転流とならない時期に航路を航行
・ 中水道又は西水道を航行中に転流となった場合は、引き続き航行中の水道を航行することができますが、水道部で反航船と行会い、衝突のおそれがあります。
このため、転流とならない時期に航路を航行しましょう。ま た、水道部以外では四囲の状況を勘案し、できる限り速やかに流向に応じた経路に移行しなければなりません。
但し、馬島に接近しているときは、乗揚げのおそれがあるので、できる限り馬島から離れた場所での変針が望ましい。
2. 潮流の影響に注意

水道部では、速力が低下したり圧流されること等により、付近航行船舶と異常接近することがありますので、無理な追越しをしないことは勿論のこと、安全な船間距離保つことにより、危険な状態に陥らないようにする必要があります。
潮流が8ノットを超える場合は、中水道において渦流が発生することがあります。
また、低速・停留及びオーバーランは、いずれも強潮流時に発生していますので、船舶の性能等によりますが、流速が6ノット以上となる強潮流時には、できる限り水道部の航行を避けるように通狭時間の調整をすることが望まれます。