潮流が船舶に与える影響 
 潮流が強くなると、中水道及び西水道に流入する本流は、いずれも流速を増し、それぞれの水道中央部を過ぎた後、さらに下流域1.0〜1.5kmの水域まで強流域が生じます。

 本流の幅は狭く、特に、強潮時には300m程度にまで狭められるとともに、小島・馬島・中渡島至近に沿って強い渦流や反流(わい潮流)域を生じさせます。

 そして、潮流が6ノットを超える強潮時には、水道下流域端部付近に直径100m程度にも及ぶ湧昇流域を発生させます。最も顕著な湧昇流は、南流時に、馬島南端に中心をもって発生するものです。

 また、西水道・中水道に流入する流れは、小島・馬島・中渡島の南北端において湾曲発散流になるとともに、渦流を発生させます。

 このため、航行船舶が渦流域あるいは湧昇流域の中に進入すると、舵効が低下するに加えて前後左右に不安定な潮流を受けることとなり、流れに圧流されて旋回し、時には操船不能に陥るとともに、小型船などは横傾斜が増大して転覆するなどかなり危険な状態に陥ることがあります。

 さらに、強潮流時には、本流に対する反流域が拡がり、潮目は水道中央へと寄るようになり、水流の幅が狭められ、これに伴い、西水道、中水道の本流に沿って航行しようとする船舶は、航行範囲が限定されるようになります。


南流時の影響
 通航船舶が、南流時に本流に沿って航行中、潮流が6ノット以上になると、次のような潮流に起因すると思われる影響を受けることがあります。
@ 中水道東航船は、中渡島付近から潮流の影響を強く受け、大浜沖で航路中央より右側に進出することがある。
A 西水道西航船は、小島北東で潮流の影響を強く受け、馬島北方へ圧流される事がある。

 



北流時の影響
 通航船舶が、北流時に本流に沿って航行中、潮流が6ノット以上になると、次のような潮流に起因すると思われる影響を受けることがあります。

@ 中水道西航船は、小島北東で潮流の影響を強く受け、小島寄りに進出することがある。
A 西水道東航船は、小島北東で潮流の影響を強く受け、小島北東方へ圧流されることがある。

 




※9、10月の渦潮発生予測時刻は⇒こちら