敦賀海上保安部
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所在地
  福井県坂井市三国町
光り方(灯質)
  毎6秒をへだてて3秒間に2閃光
光の強さ(光度)
  5,600cd(カンデラ)
光の届く距離(光達距離)
  12.5海里(約23km)
灯台の概要
雄島 雄島灯台が建つ雄島は、名勝:東尋坊の北西約2キロに位置する周囲約2キロの小島で、地元の人から「神の島」と崇められています。灯台はこの雄島の西側にあります。
(島の写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。)

 「雄島灯台」に対して第九管区・七尾海上保安部所管に「雌島めしま灯台」があります。
雄島灯台の沿革
昭和29年 1月26日 雄島灯台点灯
昭和55年 3月 7日 LC型灯器新替
平成 7年 3月 2日 LC管制器U型に変更
灯台内部の紹介
LC管制器U型 LC管制器U型
 灯台の点消灯を制御している機器です。通常は交流100Vを交流24Vに変圧し電球を点灯させ、直流28Vでバッテリーを充電しています。
 停電した場合は、バッテリーのDC28Vを使用して電球を点灯させます。
 電球は、24V300Wの白熱電球で、レンズは300mmレンズを使用しています。
避雷用電源装置
 電力会社の配電線に雷が落ちた場合に、灯台の機器に影響が及ばないよう防止する装置です。
避雷用電源装置
蓄電池 蓄電池(150Ah)
 停電した場合この蓄電池(バッテリー)で点灯させます。
 約2日間点灯させることができます。
記念額
 雄島灯台の記念額です。正面入口上部に掲示してあり灯台名と初点年月日が表示されています。
 灯台の文字は「燈臺」と旧字体で表示されています。
記念額
灯台への道
 とにかく名勝:東尋坊を目指して来てください。東尋坊からほぼ北方向に朱塗りの橋で結ばれた島が見えます。この島が灯台のある雄島です。国道305号線から県道7号線(三国東尋坊芦原線)に入り、安島・雄島方面へ。雄島橋の手前まで車で行くことができ、30台ほど停められる駐車場(無料)があります。ここから先、朱塗りの長い橋を渡り雄島に入り、鳥居をくぐり、石の階段を登ると、3方向への遊歩道の案内標識があります。真ん中が灯台へ向かう道です。遊歩道の両端はロープで区切られ、散策には適しています。
 島全体が神の島ということで、うっそうとした樹木の中、野鳥の鳴き声と風と潮騒の音のみ聞こえてきます。5分ほど歩き、木々のトンネルが急に明るくなると目の前が灯台です。

以下の写真はクリックすると大きな画像でご覧になれます。
そば畑
そば畑
県道7号線加戸〜平山付近
駐車場から望む雄島
駐車場から望む雄島
雄島橋
雄島橋
雄島の鳥居
雄島の鳥居
遊歩道案内標識
遊歩道案内標識
遊歩道
灯台へ至る遊歩道
正面が灯台
開けた正面が灯台です。
全景(西側)
全景(西側)
全景(北側)
全景(北側)
全景(南側)
全景(南側)
原生林
灯台踊場から見た北側の原生林
原生林
灯台踊場から見た東側の原生林

初秋の雄島

板状節理
北側海岸の板状節理
板状節理
北側海岸の板状節理
板状節理
北側海岸の板状節理
 節理とは噴火によって流れ出した溶岩が、ゆっくり冷やされ体積が減少して生じる割れ目のことです。
 雄島は、北側には松の樹皮に似た板状節理、南側は八角形の柱状節理が見られます。
柱状節理
南側海岸の柱状節理の断面
遊覧船
北側海岸を航走する
東尋坊発着の遊覧船
石碑
境内にある石碑
敦賀から25里、小浜から35里
経ヶ岬から45里、隠岐島から100里
片面には、東尋坊から20町13歩と
表示有り
大湊神社
大湊神社(航海、漁業の守護神)
正面が東尋坊方向
大湊神社境内
大湊神社境内
県指定の重要文化財

雄島で見つけた小さな秋

かまきり
オオカマキリ
とんぼ
アキアカネ
小さな秋
トベラ
小さな秋
マルバシャリンバイ
〜余話〜
 越前がに
 11月6日は、越前ガニ漁の解禁日です。そこで「越前ガニ」についてのお話です。
 冬の味覚の王様と言われる「越前ガニ」は、福井県で捕れる「ズワイガニ」のことで、山陰地方では「松葉 ガニ」他にも地域限定の「間人(たいざ)ガニ」「津居山ガニ」などと呼ばれます。
 「ズワイガニ」は漢字で「楚蟹」という字が当てられるそうです。「楚」は古くは「すわえ」とも読まれ、「木の枝や幹から細長く伸びた若い小枝」を意味し、枝のように細長い脚を持つ蟹「スワエガニ」が転じて「ズワイガニ」となったといわれていますが、はっきりした名前の由来は定かではありません。
セイコガニ ところで「越前ガニ」と言う名前が出てくる古い記録として、1916年12月26日発行の大阪朝日新聞北陸版に「越前産の蟹は特殊な美味があって京阪地方の人にも甚だ喜ばれ、越前蟹の名声は近来益々高まってきた」と書かれています。
 もう一つ違った話では、明治の末期から大正時代にかけて敦賀の人が東京など都会で蟹を売ろうとしたが全然売れない。どうしたものかと思案の末、蟹に名前を付けて売ればどうかと思いつき、もちろん越前で捕れた蟹だから「越前ガニ」にしたところ、飛ぶように売れたと言うことです。そこから「越前ガニ」は「ズワイガニ」の愛称として全国に広がったそうです。
 「越前ガニ」の雌は福井で「セイコガニ」、金沢で「コウバコガニ」、丹後では「コッペガニ」と呼ばれます。
 雌ガニは10回の脱皮を繰り返し11齢で成体(親ガニ)となりその後は脱皮しませんが、雄ガニは12回の脱皮後13齢で成体となるそうです。
 福井県の県魚は「越前ガニ」です。
 写真の「越前ガニ」は解禁日の翌日(11月7日)に越前港に水揚げされたものです。ツメに黄色いタグが付いていますが、これは産地の証明として付けられるもので、いわゆるブランド品です。
 売っている「カニ」はほとんど腹側を上にしています。これは「甲羅を上にすると身が落ちるからだ」との店の話です。


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