全船
●各機関・団体及び船舶は、気象庁が発表する気象・海象に関する正確な情報の収集を行うとともに余裕のある時期に万全の警戒をとる
●船舶は、台風等の襲来時を想定し、台風等の勢力、風向、進行方向等を検討し、避難場所や方法(係留、錨泊、沖合避難等)の選定をし、台風の影響の少ない他の地域へ避難する船舶は、十分余裕のある時期に避難場所への移動を開始
●危険物の荷役、工事・作業及び漁船による操業は直ちに中止時期を決定
●小型船舶等は陸揚げ・係留強化等必要な措置のための作業を開始
●錨泊船舶は、現在の泊地が避泊錨地に適しているか否かを検討し、錨泊で対応する場合は台風等の襲来時の錨泊計画を策定
●岸壁係留船は、現在の係留地が避泊係留地に適しているか否を検討し、係留で対応する場合は台風等の襲来時の係留計画を策定
●岸壁管理者は、管理している岸壁施設の使用基準や係留限界等を考慮し、今後も岸壁使用を予定としている船舶の船長へ早めの助言を行う
●流出可能性のある物件の管理者は、流出防止措置の検討を行い、措置を開始
●当該港への仕向け船舶がある代理店等は、当該船舶と連絡を行い、出来る限り他の港または泊地等に避難するよう調整する
●在港中及び当該港に向かって進行中の最大積載重量トン数1万トン以上の船舶は、今後の気象・海象状況により避難体制となった場合は沖合への避難勧告が出されることとなるため、これに向けた準備作業を早期に開始
全船
●在港中及び当該港に向かって進行中の最大積載重量トン数1万トン以上の船舶は直ちに沖合へ避難を行う
●船舶は、台風等の襲来に備え、避難場所への移動を完了し、台風等の襲来に備える
●危険物の荷役、工事・作業及び漁船による操業は直ちに中止し、台風等の襲来に備える
●小型船舶等は陸揚げ、係留強化等必要な措置のための作業を完了
●錨泊船舶は、事前に準備した錨泊計画に則り、良好な把駐力を得るための措置をとり、確実な守錨当直を実施し、風下に重要施設などが存在しない錨地で、他船との十分な離隔距離を確保し、万が一の走錨に備えた機関用意を行い、常時緊急連絡が取れるように措置
●係留船舶は、事前に準備した係留計画に則り、利用可能な全施設を利用する万全な係留強化対策を講じる
●岸壁管理者は、岸壁を使用している船舶の船長に対し、万全な係留強化対策の指導を行う
●流出する可能性のある物件を管理する者は、流出防止措置を完了
●当該港への仕向け船舶がある代理店等は、当該船舶と連絡を行い、他の港または泊地等の安全な海域に避難するよう指導