遊漁船の安全運航の徹底

遊漁船海難の防止及び利用者の安全確保の徹底について


 平成22年2月22日、串本町和深沖で遊漁船が転覆し船長が死亡、4月5日には紀伊日ノ御埼沖で船長及び乗客1名が海中転落し両名が死亡と遊漁船における事故が連続して発生しました。

 海上保安部では和歌山県とともに県内全遊漁船事業者に対する注意喚起、現場指導の強化、遊漁船を対象とした海難防止講習会の開催等を実施して、事故防止の徹底を図ることとしました。

  特に、遊漁船においてライフジャケット未着用、悪天候下での営業等を認めたときは、直ちに現場指導を行うとともに海上保安部からの通報を受けて、和歌山県において厳重指導等を重ねて行うこととなりましたので留意願います。

 二度と悲惨な事故を発生させないよう、下記の事項を遵守方お願いします。

  1. 船長も含めた乗船者全員のライフジャケットの常時着用
  2. 利用者名簿の適切な記入及び保存
  3. 出航中止及び帰港基準の遵守と海域の特性に応じた判断
  4. 事故発生時の連絡体制の確認
  5. 津波警報又は津波注意報発令時の営業の中止
  6. 気象・海象情報の入手
  7. 出航前の船舶の検査
  8. 見張りの徹底

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