- 過去に、釣り人の遭難事故があった磯は、特に危険です。
磯場に来たら、波の立ち具合をよく観察し、大きな波の起こる磯場には、近寄らないようにしましょう。
- 人は、後ろから波に襲われると、ひとたまりもなく波にさらわれます。
釣り人は、常に風波やうねりと向かい合い、波を見ながら釣りを行わないと危険です。
- 磯場では、波やうねりが小さいと思っていても、1時間に1〜2回一発大波、きまぐれ波、青波と呼ばれる、押し上がるような大波が起こることがあります。
今、通り過ぎた波が小さかったからといって、>次に来る波も小さいと思い込んではいけません。
- 釣り場周辺の海面下が、V字型の沈み磯や根になっていると、波が侵入する角度によっては巨大な波が起こり、釣り人を襲うことがあります。
このような磯に限って、釣りの一級磯と言われているところが多いのです。
- 小さな島や磯では、両端を迂回した波が裏側でぶつかり、大きな三角波となって、磯場に打ち込むことがあります。
- 一般的に、波は浅い方に向かって進みます。
このため磯場では、浅瀬に波が集まり、波の位相が合成されて、突発的に巨大波が起こります。
- V字型の湾奥では、満ち潮や、強い風により海水が湾奥に吹き寄せられて海面が上昇し、磯場に波が打ち込みやすくなります。
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