Canoe

推奨される装備品 シーカヤック

1 常時装備を推奨

標準装備品

装備品名 写真
パドル及び予備パドル
目的や漕走時間、体格などに合ったものを選びましょう。
またパドルの破損や流出に備え、予備パドルを準備しましょう。
PFD(Personal Flotation Device)
体格にあったものを選びましょう。
ベルトやファスナーは確実に締めて、適切に着用しましょう。
スプレースカート/スプレーデッキ
カヤックのコックピット内に水が浸入するのを防ぐため、必ず装着します。
コックピットの大きさに合ったレベルに応じたものを選びましょう。
カヤックフラッグ(フィッシング時)
他の船舶等からカヤックの視認性を高めるために使用するものです。
無風時でも形状が崩れにくい素材や、視認性の高い色(オレンジ、黄など)を選びましょう。
通信装備(防水パック入り携帯電話、ホイッスル)
他のカヤックとの意思疎通や、緊急時の連絡体制を確保するために使用します。
ホイッスルは、濡れても音が鳴るように玉の入ってないモデルを選びましょう。
ウェア、ハット、シューズ、手袋等
気温、水温に適したものを選びましょう。
綿製の衣服は、濡れると乾かず、体温が低下することから着用は避けましょう。
防水バッグ(ドライバック)
装備品が濡れてしまったり、流出したりすることを防ぐために使用します。
水筒(飲料水)
熱中症や脱水症状予防のため、季節や漕航時間を考慮し、小まめに水分補給を実施しましょう。
海図類(若しくは地形図、道路地図等)、防水チャートケース、腕時計
自分自身の位置や漕航ルートなどの確認のために使用します。位置を正確に把握できるように海図等の見方を正しく身に付けるようにしましょう。

緊急時に備えた装備品

装備品名 写真
排水具(ビルジポンプ、ビルジスポンジ等)
カヤックのコックピット内に侵入した水や砂等を排出するために使用します。
パドルフロート
パドルのブレード部に装着する浮袋で、転覆した際のセルフレスキュー(自己救援)に使用します。
ヘッドランプ(ストロボ機能付きを推奨)
日没後緊急時の視界の確保や自身の位置を知らせるために使用します。
基本的に、夜間の漕航を目的とした使用は控えましょう。
ナイフ
ロープの切断などに使用します。
安全のため先端に刃の無い、6cm未満の物を選択しましょう。
牽引ロープ(トゥロープ)
他のカヤックを牽引するために使用します。
ファーストエイドキット、工具類
ファーストエイドキット(救急用品)は、想定される傷病に対応できるものを用意しましょう。
工具類は、自身の装備の応急修理に必要なものを用意し、使用方法についても習熟しておきましょう。

2 状況に応じた装備を推奨

装備品名 写真
GPS(Global Positioning System)、またはGPS付き魚群探知機
人工衛星を利用し、自分自身の位置を把握するために使用します。
PLB(Personal Locator Beacon)
人工衛星を利用した、個人用の遭難信号発信機です。
世界中で使えますが、使用には簡単な手続きが必要です。(無線従事者資格は必要ありません。)
シーウイング(カヤックの浮力体)
カヤックの浮力を確保するため、カヤックの舷側部に装着します。
パドル用リーシュコード
カヤックとパドルを繋ぎ、パドルの流出を防ぐために使用します。体に絡まるトラブルを防ぐため、サーフゾーン内や乗り降りの際は必ず取り外すこと。
シーアンカー(海錨)
強風時にカヤックを風上へ向け、流されにくくするために使用します。
方位磁石(コンパス)
方位を確認するために使用します。デッキ上に設置するタイプ(デッキコンパス)が標準的です。
行動食、キャンプ用具(野営具)
行動中の携帯食はハンガーノック(低血糖状態)を防ぐためにも必携品です。シーカヤックによる海旅では、岸辺で露営(ビバーク)になることがあります。