Personal Water Craft

徐行スピードについて

 水上オートバイは高速走行が可能なスポーティーな乗り物ですが、急に停止はできないので速力が早ければそれだけ衝突事故の危険が高くなります。とりわけ他の水域利用者のいる場所ではいつでも無理なく危険を回避又は停船できる安全な速力を保つようにしてください。
 また、10km/h程度の低速で走っているつもりでも予想以上に大きな航走波(引き波)やジェット噴流によって周囲の水域利用者に迷惑をかけたり危害や損害をあたえたりすることがあります。
 海水浴場や係留設備の付近、漁場や川など他の水域利用者の近くでは最低エンジン回転数による最徐行(アイドリング速力)を心がけましょう。水流等の外力の影響で針路を保つことが困難であれば比較的保針しやすく航走波も小さい徐行速度(8km/h)で航行しましょう。

  • ローカルルール等において「○km/h」など具体的な数値の基準がある場合は、その基準に従いましょう。

最徐行速度

5km/hで航行する水上オートバイ

【写真をクリックすると動画が再生されます】

動画提供:東京港・湾・河川水上オートバイ安全航行推進プロジェクト(TPSP)

  • 使用している水上オートバイは(製造者:「BRP社」製造年:「2013年」 機種:「GTX」です)
  • 製造者、製造年、機種によって異なりますが、最低エンジン回転数(アイドリング速力)のスピードで、最も引き波が小さい速度をいいます。
    • 徐行速度

      8km/hで航行する水上オートバイ

      【写真をクリックすると動画が再生されます】

      動画提供:東京港・湾・河川水上オートバイ安全航行推進プロジェクト(TPSP)

      • 使用している水上オートバイは(製造者:「BRP社」製造年:「2013年」 機種:「GTX」です)
      • 製造者、製造年、機種によって異なりますが、低速モードにおける速度をいいます。
        •     

          遊泳者目線の見え方

          水上オートバイが遊泳者の近くを航行(約5km/h・約30km/h)

          【写真をクリックすると動画が再生されます】

          撮影協力:(一財)日本海洋レジャー安全・振興協会

          • 使用している水上オートバイは(製造者:「ヤマハ発動機(株)社」製造年:「2020年」 機種:「MJ-FXHO」です)