Stand Up Paddleboard

SUPの種類

 SUPには、レース、ダウンウインド、サーフィン、ヨガなど様々な楽しみ方がありますが、ここではSUPフィッシングとSUPツーリングについて説明します。

SUPフィッシング

 近年人気を集めているのがSUPフィッシングです。これまでは沖で釣りをするときは船が必要というのが常識であったところ、近年ではSUPを使用して沖釣りを楽しむ人が急増しています。外洋での沖釣りは難しいものの、比較的静穏な近場のポイントならSUPフィッシングは可能であり、少し沖に出るだけで防波堤や護岸からの釣りと大きく異なる釣果を見込めることから手軽に楽しめるSUPフィッシングは人気です。

SUPフィッシングの注意点

 SUPフィッシングは日頃からサーフィンなどのアクティビティを楽しまれている方々だけでなく、近年釣りを楽しまれている方々からも注目を集めており、SUPを安全に楽しむために必要な知識や技術不足による事故が後を絶ちません。
 安全に楽しむために必要な知識・技能を身に付けるとともに、釣りに関するルールとマナーを理解した上でSUPフィッシングを行うようにしましょう。

釣りをする際のルールとマナーについて

 全国の都道府県知事が定める漁業調整規則等の中で、漁業者や遊漁者が守らなければならない漁法や体長等の制限、禁漁期間・禁漁区域等が定められています。詳しくは水産庁ホームページの「遊漁・海面利用の基本的ルール」をご確認ください。
 また、釣りに関係する各種団体のHP等で、釣りをする際のルールやマナーについて掲載されています。一例として(一社)日本釣用品工業会・(公財)日本釣振興会により初心者向けに発行されている「つりの基本とまめ知識 すきすきフィッシング」をご紹介します。

SUPフィッシングに関連する事故事例

 事故者は、SUPに乗って釣りをしてたところ、気象海象の悪化による風浪の影響で海中転落を繰り返している内に体力が消耗し、安全な場所まで戻ることが出来なかったことから救助を要請、風浪の影響で沖合に流されていたところを救助されました。

事故当時の気象海象:風速6m/s、波高1m
事故原因:気象海象不注意

SUPツーリング

 SUPの最もスタンダードな楽しみ方がツーリングです。観光地における各種ツアー等も多種多様に行われており、様々なポイントを気軽に回ることができることから、初心者に特に人気になっています。

SUPツーリングの注意点

 ツーリングに際しては、SUPを楽しむエリアで注意するべき点が異なります。
 他の動力船が航行しているエリア(港内など)で楽しむ際は、航路の状況や定置網等の漁業用施設の設置状況を事前に確認する必要があります。
 進入してはいけない場所や危険な場所等も存在することから、初心者の方は地元経験者と一緒に行う若しくはスクール等のインストラクターと一緒に楽しむようにしましょう。
 また、SUPツーリングを安全に楽しむために気象海象や適切な服装などを確認するようにしましょう。

SUPツーリングに関連する事故事例 ①

 事故者らは、悪天候にも関わらず陸岸から近い場所なら沖合に流されることはないと判断し、SUPツーリングを始めた。出発して10分ほど経過したころで沖合に流され始め、陸岸へ戻ろうと必死にパドルを漕いたが戻ることができず、危険を感じたため、救助を要請し、海上保安庁航空機等により吊り上げ救助された。

事故当時の気象海象:風速10m/s、波高 1.5m、海上濃霧注意報発令中
事故原因:気象海象不注意

SUPツーリングに関連する事故事例 ②

 事故者は、SUPツーリング中に進行方向を浜の方向へ変えようと試みた直後にSUPから海中転落。リーシュコードを装着していなかったことから沖合に流されていくSUPに追いつくことが出来ずに漂流していたところ、通りかかった水上オートバイに救助された。

事故原因:知識・技能不足(リーシュコードの非装着)