海釣りは、楽しみに満ちた健康的な海洋レジャーです。
しかし、海釣りは、豪快な楽しさの反面、常に海特有の危険を伴います。
我が国の沿岸海域では、不幸にも、毎年釣り人の遭難事故が頻発しています。
海釣りの遭難事故を分析すると、気象・海象に関する基礎知識の不足、海の危険を知らない無知無謀な行動、不注意と油断などが原因で発生しています。
海釣りに行くときは、楽しみな魚釣りのことだけに気を取らわれるのではなく、冷静になって、不測の事態に対する事故防止についても、綿密に対策を考えておかないといけません。
この度、海釣り愛好者が、遭難事故を未然に防止するために必要な基礎知識を整理し、一般の人々の利用に資することとしました。
海釣りに行くときは、事前の準備をしっかりと行い、ここに記載した基礎知識を常に念頭に置いて、海の危険に十分注意を払いながら、釣りを楽しむようにしてください。くれぐれも、事故に遭わないように注意してください。
1 海釣りの基本的注意事項 |
2 海釣りで注意すべき事項 |
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3 海釣りの事故防止心得 |
4 釣り人の遭難事故例 |
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マリンレジャーでは釣り中の人身事故が5年連続ワースト1
釣り中の死亡・行方不明が倍増、過去5年で最多
平成20年10月25日
新潟県、柏崎港西防波堤、釣人海中転落 8時20分頃、釣人5名が高波により海中転落した。
その後、さらに釣人6名及び救助にあたっていた消防署員5名が海中転落した。これによる死者・行方不明者はなかった。