釣り Fishing
気象・海象について
- 釣りは気象・海象に大きく左右されるアクティビティです。
- 出発前だけでなく、釣り中にも気象・海象を確認しましょう。
- 併せて最低限必要な装備や釣りをする際の行動も確認しましょう。
- 気象・海象に関する事故事例はこちら。
1.釣りに行く前
- 天気予報を確認する
- 潮汐を確認する
- 釣り場の状況
- 気象海象
- 今いる活動場所が晴れていても上流で雨が降ればやがて川の水となり増水や鉄砲水※の可能性があります。また、上流にダムのある川では、放流による増水にも注意が必要です。
※鉄砲水の予兆として山鳴りがあります。山鳴りが聞こえたら直ちに川から離れましょう。 - 増水すれば普段は緩やかな流れでも流れが速くなり、物体を流そうとする力が強くなるほか、中洲や河原も水位の上昇により、浸水または水没する可能性があります。
- 常に上流の降雨などの気象状況、活動場所付近の水位観測所の情報を確かめましょう。こうした降雨情報や水位の情報は、川の防災情報で調べることができます。また、上流にダムがある川では事前に放流情報を確認し、活動中は常に放流予告のサイレンに耳を傾けましょう。そのほか、濁りが出たり枝や落ち葉が流れてきたら、上流で雨が降っているサインですので、ただちに川から離れましょう。
釣りに行く前には必ず天気予報を確認し、自身が行く釣り場の風、波、雷等を確認しましょう。
少しでも不安がある場合は、山などによって風がさえぎられる場所や波が穏やかな湾内などの場所に変更するほか、釣りの中止も検討しましょう。
また、警報や注意報が発令されるなど荒天が予想される場合は釣りを控えましょう。
釣り場によっては潮汐の影響により岩場等に取り残される危険もあります。潮汐を確認し撤収時刻を考慮した計画を立てましょう。
潮汐の影響で帰還不能となった事故事例はこちら。
2.釣り中に確認すること
足場が濡れていたり、苔や海洋生物が付着している場所は、波が這い上がってきたり、潮汐により水没や孤立する危険性があります。
周辺環境の変化に気を配りながら釣りをしましょう。
また一見、安全そうに見える釣り場でも時折通常よりも大きな「一発大波」による海中転落等の危険があります。
天気予報で穏やかであっても釣り場の特性などによっては風の影響を強く受けたり、波が高い場合もあります。少しでも不安を感じたら無理せず釣り場を変更する、帰宅するなど安全を第一に行動しましょう。
また、釣り中についても防水パックに入れたスマートフォンなどで、最新の気象・海象を確認しましょう。
※スマートフォンを操作中に海中転落する事故もありますので周囲の状況に注意しましょう。
その他に、感電事故防止のため雷鳴が聞こえたら釣り竿をおいて安全な場所に避難しましょう。
参考:一発大波
参考：一発大波とは波が重なり合った大波（三角波）が一箇所に集中して発生するとてつもなく大きな波です。
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一発大波(防波堤)
一発大波(磯場)