Fishing

釣りをする前に知っておくべき情報について

 釣りは他のアクティビティと同様に、自然のフィールドで行うものです。当然のことながら、風、波等の自然の影響を受けやすく、時には危険にさらされることもあります。釣りを安全に楽しく行うためにも、事前に活動するフィールドの気象・海象や特性等を確認するようにしましょう。

  

1.気象・海象について

 釣りは気象・海象に大きく左右されるアクティビティです。出発前だけでなく、釣り中にも気象・海象を確認しましょう。
※警報や注意報が発令されるなど荒天が予想される場合は釣りを控えましょう。

写真提供:Surf Life Saving Australia

  

2.各釣り場での注意点

 釣りは防波堤、岸壁のほかに磯や砂浜など様々な活動場所があります。それぞれの特性を考慮して安全に釣りを行いましょう。

  

3.夜釣りについて

 夜釣りは昼間とは異なる魚が釣れる魅力がありますが、暗闇のなかで行うため夜間特有の注意点があります。
 ウォーターセーフティガイドのこのページでは特に夜釣りでの事故を防止するための注意点を紹介します。

  

4.ウェーディングについて

 ウェーディングとは入水しながら釣りをすることを言い、一般的にはウェーダー(胴長)を着用して行う釣りを言います。
 よりよい釣果が期待できる一方で帰還不能などに陥るリスクがあるため、常に周囲の環境に気を配る必要があります。
 最低限の釣りの知識や技術を身に着けたのち、入念な準備を行いましょう。

  

5.危険な生物について

 魚の中には鋭い棘や歯をもつ魚のほか、身や内臓等に毒をもつ魚もあります。また、魚の種類によっては毒の有無に地域差や個体差があります。
 少しでも不安がある魚は不用意に触れずに海へ逃がしましょう。
 ウォーターセーフティガイドでは危険な生物の一例について紹介します。

画像提供:国立研究開発法人水産研究・教育機構

  

6.釣りの事故マップ

 磯、防波堤等の陸釣りの事故は、全国で発生しており、およそ4日に1人が死亡・行方不明(※)となっています。船釣りを含め、どこで釣りの事故が発生しているのかを見える化した釣りの事故マップを作成しました。自身の活動するフィールドの安全を考える機会にも、ぜひご活用ください。
令和5年海難の現況と対策より